医業承継 成立事例

開業を辞し、勤務医へ

法人承継
病院名:医療法人佐々木医院
エリア:県中医療圏
診療科目:内科

 2021年3月31日で医療法人佐々木医院を譲渡して、理事長を辞し、五十嵐忠行先生のもとに、武藤満先生が院長となられて、2021年4月1日より新しい医療法人佐々木医院が発足し、私は、週に二回午前中診療を手伝わせてもらうことになりました。
 数年前から後継者がいないため、県医師会の医業承継事業局の講演会に出席しながら、佐々木医院を今後どうしようかと考えて居りました。2019年12月に五十嵐先生に、佐々木医院の件について話をし、相談したところ、五十嵐先生のところで引き受けてもよいとの話があり、その方向で、進めて行きたいと思いました。2020 午の始めに従業員に譲渡の話をして、皆が良い方向に進めたいと基本的な話をしました。2月ごろから新型コロナの感染症の問題が、大きな問題となり、診療、世の中も混乱に陥って行きました。その中、譲渡の話は進行して行き、3月に五十嵐先生、次期院長予定の武藤先生が、佐々木医院の状態をご覧になり、2020年12月ごろを目安に、譲渡の話を進めていくことになり、実務的交渉は私も苦手なので、専門家に詰めてもらい、県医師会医業承継事務局を通して押し進めてもらうことになりました。次期院長になられる武藤先生の都合もあり、最終的に2021年4月1日に新しい医療法人佐々木医院が発足することになりました。開業以来40年であり、長年の間に東北大震災など様々なことがありましたが、コロナ禍の中順調に進行し、良い方向で、良い先生に譲渡出来て、感謝の気持ちでお礼を申し上げます。長年にわたりお世話になりました医師会の方々、地域の方々、佐々木医院に関係して頂いた方々に心から感謝です。